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すぐには分からない豆知識かもしれませんが、その道の経験者が詳しく解説。

MBAとは、Master of Business Administrationの略で、日本語では経営学修士と呼ばれています。企業における経営に関する知識を学ぶ課程を修めた者に授与されるもので、これを取ると、世界のビジネスシーンで活躍できる有益な資格といえます。もともとは、19世紀末に始まったもので、アメリカのビジネススクールで導入されていました。その後各地に広がり、実務家などが経営の勉強のために取得するようになりました。経営について幅広く学べるということで、コンサルタントに役立つ資格としても知られています。通常は、大学などに2年間通い各種課程を修了しますが、それ以外にも短期で学べるコースや夜間や週末だけ行われるコース、通信制のコースなども存在します。学生ならば大学等で勉強したり、まとまった時間が取れる社会人であれば、休職して取得を目指すケースもありますが、仕事を続けながら取ることも可能です。最近では、起業や独立のために取得をする人も多く、起業家向けのコースも用意されています。従来は、本場である海外の大学やビジネススクールに行って取得するケースが多かったのですが、2003年からは日本でも欧米の手法にならったMBAの授与が認められたため、日本で取得を目指す人も増えてきています。現在では、国立、私立大学合計30校以上で、MBA取得が可能になっています。このようにMBA取得は日本でも容易になり、また、有資格者のすばらしさも充分理解されているものの、MBAがあればすぐに活躍できるかというと、そうではありません。ただ、自分の専門分野があり、その上でMBAを持っていれば、専門分野をいかす形でのコンサルティングなどはやりやすくなるでしょう。というのも、実際のビジネスにおいては、経験も重要だからです。ただ、MBAを持っていれば、コンサルタントへの転職などに有利であることは間違いありません。いずれにしても、MBAを取るためには、1年なり2年なりの長い時間と数百万円~2000万円程度の高額な資金が必要になります。それを無駄にしないためにも、取得にあたっては、なぜ取得するのか、取得したら何をしたいのかということをよく考えておくことが重要です。また、コンサルタントには英語力も不可欠です。もし海外の大学やビジネススクールで取得を目指すのならば、英語力強化にも役立つかもしれません。幅広い視野でコンサルタントとして活躍することを考えると、MBA取得の道は決してマイナスになることはありません。MBAに興味がある方は、さまざまな形から理解して、自分の将来の役に立つと判断できれば、ぜひチャレンジしてみるといいでしょう。